形容詞の語尾に「-ly」が付くのは副詞、とよく習いますね。
しかし、口語でこの「-ly」が省略されることがままあります。
確認していきましょう。
【形容詞と副詞】
多くの形容詞は、後ろに「-ly」を付けることで、副詞になります。
例えば
– different / differently
– strange / strangely
– slow / slowly
– serious / seriously
– quick / quickly
など。
【副詞の「-ly」の省略】
– You should think differently.
– You should think different.
(異なる考え方をするべきだ)
しかし、特に口語では、上のように語尾の「-ly」が省略されることがあります。
基本的には非常準とされ、試験などでは省略すべきでないと思いますが、
ネイティブは普通に使うので、知っていた方が良いでしょう。
【省略する時としない時の違い】
そもそも、副詞が置かれる場所にくるので、省略しても意味を取り違うことがないだろうという前提のもとに省略されています。
意味は同じですが、省略することでよりカジュアルでクールな響きになるのと、
より短い形容詞の形にすることで、その語を強調する役割もあります。
(強調したがために短くなる、とも言えます)
それでは、それぞれ例文を見ていきましょう。
【例文】
– You are acting really strange!
(めっちゃ挙動不審だよ)
– You are walking too slow!
(歩くの遅すぎだよ)
– Don’t take it so serious!
(そんなに真剣に受け止めないで)
– Just do it real quick!
(マジで早くしろよ)
*ここの「real」も「really」の「ly」が省略されたものですね。
「really quickly」が文法的には正しいのですが、
そうすると口語では冗長に感じられ、
「早くしてくれ!」という感じがなくなってしまうので、
そういった、何か早く言いたい時などにこの省略が良く起こります。
動画はこちら↓
「You should think different」が間違いじゃないって?
副詞の「-ly」の省略とは#英会話 #日常英会話 #カジュアル英語 #副詞 #英文法 pic.twitter.com/4MginE4xhk— うなぎ先生の英文法の復習 (@unagi01446720) 2021年7月22日
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