文頭が「Having been」から始まって、
これ何だっけ~?と思った方、
一緒におさらいしましょう。
【分詞構文の時制】
分詞構文とは、分詞が「動詞+接続詞」の働きを兼ねるものを言います。
通常、二つの文が同じ時制であれば、
単純形の分詞を使います。
– Since I didn’t know what to do, I asked Michelle for advice.
→ Not knowing what to do, I asked Michelle for advice.(分詞構文)
(何をしていいかわからず、ミシェルにアドバイスを求めた)
– When the boy saw his mother, he ran up to her.
→ Seeing his mother, the boy ran up to her.(分詞構文)
(母親を見て、男の子は駆け寄った)
【分詞の完了形】
分詞の導く句が、主節の時よりも前の時を表す時に、
完了形の分詞「having 過去分詞」を使います。
– Having finished all of my homework, I called my friend to come over.
(宿題を全てやり終えたので、友達に遊びに来るように電話した)
→宿題を終えたのは、電話をする前
– Having spent most of the money at the casino, I decided to eat at McDonald’s.
(カジノでほとんどのお金を使ってしまっていたので、マクドナルドで食事することにした)
→お金を使ったのは、どこで食事をするか決める前
【having been】はbe動詞の完了形
分詞構文でbe動詞が完了形になる時、「Having been」となります。
– Having been his secretary for 3 years, I know what he likes.
(彼の秘書として3年働いているので、彼が何を好きか分かっています)
– Having been to Kyoto before, I wanted to visit Kyushu this time.
(京都には行ったことがあったので、今回は九州に行きたかった)
★注意点1つ★
上記の例文でも見て分かる通り、
主節の述語動詞より前を表す動詞は「having 過去分詞」となり、
これは現在完了、過去完了ともに共通しています。
したがって、いわゆる「大過去」(過去の一時点より前)を表す過去完了も
「having 過去分詞」という形で表します。
例)
I played my favorite computer game because I had finished my homework.
→ Having finished my homework, I played my favorite computer game.
(宿題を終えてしまったので、好きなゲームをした)
【have been 過去分詞】は受動態
受け身を表すときに分詞構文にする場合、
時制が同じであれば「Being 過去分詞」
前の時制を表すときは「Having been 過去分詞」となります。
ただし、「Being」「Having been」ともに文頭に来るときは、
通常省略されます。
– (Being) Written in simple English, this book is easy to read even for children.
(簡単な英語で書いてあるので、この本は子供にも読みやすい)
– (Having been) Raised in different countries, I can speak five languages.
(色々な国で育ったので、5ヵ国語が話せます)
動画はこちら↓
文頭にくる「Having been」は一体何?
分詞構文の完了形「Having 過去分詞」#英文法 #分詞構文 #TOEIC #英検 pic.twitter.com/VqxFvQBf2c— うなぎ先生の英文法の復習 (@unagi01446720) 2021年6月20日
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