副詞の「usually」は「普段は、いつもは」といった意味で、
日本人が非常によく使う表現ですよね。
「副詞は基本どこにでも置いてよい」と言われることがありますが、
実は副詞の種類によって色々なルールがあるのです。
特に「usually」という単語を置く場所に間違いが多発しているので、
今一度、おさらいしましょう。
【usually】を置く場所
一般動詞の前
✖ I drink milk usually in the morning.
〇 I usually drink milk in the morning.
(私はいつも朝に牛乳を飲みます)
まず基本は一般動詞の”前”に置くということです。
これは「often」や「sometimes」などの”頻度を表す副詞”に共通しています。
ちなみに、「in the morning」を強調したい、などの場合は
カンマで区切ると下記のように並べることも出来ます。
– I drink milk, usually in the morning.
– Usually in the morning, I drink milk.
be動詞の後ろ
✖ She usually is very sweet.
〇 She is usually very sweet.
(彼女は普段はとてもやさしいのよ)
be動詞が来るときは、通常はbe動詞の後ろに置きます。
特別強調したい時は、be動詞の前に来ることもあります。
文頭
✖ I take the bus to school usually.
〇 Usually I take the bus to school.
「usually」は文頭に置くことができます。この時カンマを伴うこともあります。
– Usually, I take the bus to school.
文末に置くことは通常ありません。
助動詞の後ろ
✖ This illness usually can be treated by medicine.
〇 This illness can usually be treated by medicine.
(この病気は通常薬で治療される)
助動詞がある場合は、その後ろに置きます。前には置きません。
助動詞と一般動詞がある場合は「助動詞+usually+一般動詞」ですし、
be動詞の場合でも「助動詞+usually+be動詞」になります。
否定文
✖ I usually don’t skip meals.
〇 I don’t usually skip meals.
(いつもは食事を抜いたりしません)
否定文でも、助動詞の後ろになります。(ここのdoは助動詞)
“not”と”usually”の位置は、文脈によって前後が変わることがあります。
〇 He is usually not interested in movies. (interested inを否定)
〇 He is not usually interested in movies. (usuallyを否定)
ほとんど同じ意味ですが、
上の文は「彼はいつも映画に興味がない」
下の文は「彼はいつもは映画に興味がない」
となります。
このようにルールがいくつかあるので、
英作文などでどこに置くか分からなくなったら、文頭に置くのが安全かと思います。
【usually】を置く位置まとめ
- 一般動詞の前
- be動詞の後ろ
- 文頭
- 助動詞の後ろ
- 分からなくなったらとりあえず文頭
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