場所と時間を述べる順番
普段あまり気にしていないかもしれませんが、
英文で「場所を表す副詞(句)」と「時を表す副詞(句)」を、どういった順番で置いていますか?
副詞は基本的にどこにでも置けるものですが、
1つの文章の中にこの2つが来るときは、一般的に英文では
「場所を表す副詞(句)」が前にきます。
日本語の文章では「時→場所」となる場合が多く、
これにつられて英文を作る時にも「時→場所」で表してしまう人が多いので、
注意が必要です。
例文)
✖ My daughter was born 2 years ago in France.
〇 My daughter was born in France 2 years ago.
(私の娘は2年前にフランスで生まれました)
✖ Can we have a meeting at 3 pm at my office?
〇 Can we have a meeting at my office at 3 pm?
(3時に私のオフィスでミーティングできますか)
✖ I go fishing on Sundays at Lake Kawaguchiko.
〇 I go fishing at Lake Kawaguchiko on Sundays.
(毎週日曜日に河口湖に釣りに行く)
「時を表す副詞(句)」を文頭に置くのはNG?
また日本語では、時間を表す語句を「文頭」に持ってくることが多くなります。
明日学校へ行きます。
来年子供が生まれます。
など。
このことから、英作文でも文頭に時間を表す語句を持ってくる人が非常に多いのですが、
これはあまり好ましい形とは言えません。
もちろん、文法的にも問題ありませんし、文頭に「いつ」を持ってくる場合も多々してあります。
しかし、あくまで「基本」は、時間を表す語句を「文末」に持ってくるのが英文です。
× Tomorrow, I will go to school.
〇 I will go to school tomorrow.
(明日学校へ行きます)
× Next year, we’re having a baby.
〇 We are having a baby next year.
(来年子供が生まれます)
上のような例文では、文頭に時を表す副詞句を置いた場合、
その時が非常に強調されるニュアンスになります。
「明日こそ!」「来年こそ!」のようなイメージです。
頻度を表す副詞は別
「場所⇒時」という順番は、「頻度を表す副詞」には適用されません。
あくまで、「ある一定の時を表す副詞(句)」の場合のはなしです。
例文)
He sometimes plays soccer at the park.
(彼は時々公園でサッカーをします)
Jane often shops at the fish market.
(ジェーンはよく魚市場で買い物をする)
以上、「時」と「場所」の語順についてでした。