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さて、今回は

「to不定詞」の中でも、少し毛色の違う

「思考系動詞 + 目的語を説明するto不定詞」について、

おさらいしたいと思います。

【目的語を説明するto不定詞】

「to」以降の部分が、直前にある主節の目的語(名詞)を修飾し、

その名詞がどういうものであるか説明する to不定詞がこれにあたります。

「目的格補語の to不定詞」とも言えます。

 

 – I found her to be a changed person.

(彼女は別人に変わってしまったと思った)

 

to be a changed person は、直前の her を修飾し説明しています。

目的語(her)=to不定詞以降(a changed person)

というイコールで表せる補語の関係となるわけです。

 

【目的語を説明するto不定詞】をとる動詞

「目的語を説明するto不定詞」をとる動詞は、

以下のような「思う、考える、知る」などの「思考系」の動詞によく使われます。

 

– find

– think

– consider

– know

– believe

– suppose

 

– It’s pity. I thought you to be an honest person.

(あなたは正直な人だと思ったのに、残念だわ)

 

– You cannot consider your child to be your property.

(自分の子供を自分の所有物と見なすことなんてできない)

 

– I know her to be the most competent staffer.

(彼女が一番優秀なスタッフであることは確かです)

*「知っている」→「確かに~であると分かっている」と訳せる。

 

– We believe this man to be responsible for the crime.

(この男が例の犯罪に関わっていると思われます)

 

– We shouldn’t suppose this to be the end of the game.

(これで試合がおしまいだなんて思ったらダメだ)

 

【to be の省略】

上にあげた動詞は、「to be」の後ろが形容詞の時は

「to be」を省略することも出来ます。

 

– He did think me capable of working outside the home.

(彼は私が外で働けると思っていなかった)

 

– I found his jokes quite offensive.

(彼の冗談は結構人を不愉快にすると思う)

 

【to be】ある・なしで意味は違う?

– I found them very helpful.

– I found them to be very helpful.

(それは非常に役立つと思った)

 

意味は同じですが、

会話では、短い「to be」省略型のようが、より使われます。

「to be」がつくと、よりフォーマルな印象を与え、

慎重に考えていっているようなニュアンスになります。

 

 

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