助動詞の「would」はよく出てきますね。
何故かというと、
非常に色んな意味を持っている助動詞だからです。
今回はそんな「would」の意味の中で
忘れがち、間違えやすい、
「過去の習慣を表す」という使い方をおさらいしましょう。
【would】で過去の習慣を表す
「would」で「昔はいつも~した」「過去によく~した」と表すことができます。
助動詞ですので、後ろは動詞の原形が来ます。
– My boss would always rebuke me when I couldn’t achieve my quota.
(上司は私がノルマを達成できないといつも叱責したのだった)
– They would study together before the exam.
(あの子たちは試験前によく一緒に勉強していた)
【would + always / often】
「always」や「often」を伴って使われることが多いですが、
これらの副詞がなくとも、would だけで「(過去に)よく~した、いつも~した」というニュアンスがあります。
– My dad and I would (often) go fishing on weekends.
(父と私は週末によく魚釣りへ出かけた)
– She would (always) bake an apple pie for us when we visited her.
(彼女の家に行くと、いつもアップルパイを焼いてくれた)
過去の習慣を表す【would】の注意点
一般的に、過去の習慣を表す「would」は、
・状態動詞には使わない
という注意点があります。
「昔はよく”繰り返し”~をしたもんだ」という過去の習慣を表す表現ですので、
「~という状態にある」ということを表す状態動詞とは通常一緒には用いられません。
✖ He would own many expensive cars.
✖ I would know which shop was cheaper.
言い換えるとしたら、「used to」や、単純過去形を用います。
〇 He used to own many expensive cars.
〇 I always knew which shop was cheaper.
【would】の否定文・疑問文
否定文、疑問文にすることもできます。
– I wouldn’t travel around when I lived in the US.
(アメリカに住んでいた時はあまり旅行をしなかった)
– When you were in high school, would you study a lot?
(高校生の時、沢山勉強しましたか?)
【used to】の否定文・疑問文は注意!
「used to」は否定文や疑問文で使うときは「use to」となるので注意が必要です。
ネイティブの間でもしばしば「didn’t used to」や「Did you used to」など、後ろに「d」を付けたままの表現が見受けられますが、
文法的には正しくないとされることが多く、試験などでは✖になる可能性が高くなります。
– This comedian didn’t use to be that popular in the past.
(この芸人さんは昔はそれほど人気がなかった)
– Did you use to play the piano?
(昔ピアノやってなかった?)
動画はこちら↓
助動詞【would】で表す「昔はよく~したもんじゃ」を忘れてない?#英文法 #助動詞 #英文読解 #長文読解 pic.twitter.com/LTAOJKZq0c
— うなぎ先生の英文法の復習 (@unagi01446720) 2021年7月4日
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