大人になると実際にはすることはないかもしれませんが、
映画で、本で、よく出てくる表現が
「舌打ちをする」
これを英語で表すのが「tut」なのです。
「tut」の意味
「tut」は動詞で「舌打ちをする」という意味と、
「チェッ」という舌打ちの際の音を表す擬音語でもあります。
どちらもただ舌を鳴らすのではなく「非難や苛立ちのニュアンス」を含んだ舌打ちを表します。
ちなみに発音は「タッ」です。
「tut」の使い方
- 基本的に自動詞
- 「非難する」という意味でも使われる
- 「(物事)に対して」を表すときは前置詞「over」「about」などを伴う
- 「人に対して」は前置詞「at」
- 他動詞的にすぐ後ろに目的語をとって使われることもある
– There was a lot of garbage, and people tutted and walked past.
(ゴミが沢山あり、人々は舌打ちして通り過ぎて行った)
– He tutted at people partying outside their house.
(彼は家の外でバカ騒ぎしている人々に舌打ちした)
– The old lady tutted about the behavior of celebrities on TV.
(テレビに出ている芸能人の振る舞いに、老婦人は舌打ちをした)
– This very avant-garde dress was tutted over by conservative critics.
(この前衛的なドレスは保守的な批評家から非難された)
– When the scandal came out, everyone tut-tutted Adel White.
(そのスキャンダルが公けになると、皆がアデル・ホワイトを非難した)
「tut-tut」
2つつなげて「tut-tut」ともよく表現されます。
こちらも動詞、擬音語どちらでも使われ、
名詞では「tut-tutting」などと表現されます。
– She has tut-tutted about the situation over a year.
(彼女は1年以上もこの状況に対して苛立っていた)
– There are those people who would tut-tut at children playing around in playgrounds.
(公園で遊んでいる子供たちに舌打ちする人たちがいる)
– No one noticed his tut-tutting but me.
(私以外は誰も彼の舌打ちに気が付かなかった)
【日本と海外の舌打ちの違い】
日本では、舌打ちは「非常に強い不快感」を表すので
非常に悪いことと据えられていますよね。
海外では「それは悪いことだよ、と批判を表す行為」で使われることも多く、
例えばお母さんが子供に舌を鳴らして注意したり、
友達にダメだしする時などに舌を鳴らしたり、といった使い方もあります。
その場合は一回チェっとするのではなく、チュチュチュチュと連続でしたを鳴らします。
なので、私の知る限りは、日本ほどは悪いことだとは認識されていないかと思います。
海外ドラマなどで出てきたら、是非チェックしてみて下さいね。
では。
動画はこちら↓
tutすることあります?
【tut】ってなんだ?よく使ってるアレですアレ – うなぎ先生の英文法の復習https://t.co/BjpLtNMThB— うなぎ先生の英文法の復習 (@unagi01446720) 2021年9月2日
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