今回は英検準2級レベルの基礎単語「brand」を
動詞で使う場合の意味と用法について
おさらいしたいと思います。
名詞「brand」の意味
「brand」は名詞では「(商品などの)ブランド、商標」と言った意味で
日常的によく使われます。
例えば、
a luxury brand (高級ブランド)
a store brand (自社ブランド)
brand image (ブランドイメージ)
など。
しかし、もともとの意味は、家畜等につける焼き印(烙印)を表す言葉です。
所有者を明確にするため家畜にロゴの焼き印をしていたことから転じて、
brand = 商標という意味で使われるようになったのでした。
例文)
Luxury brands must reinvent themselves to appeal to a new generation.
(新しい世代を惹きつけるためには、高級ブランドは自身の改革が必要だ)
I usually buy their store-brand products because they’re cheaper.
(普段はお店の自社ブランドの商品を買うよ。安いから)
Projecting a positive brand image to the world is the most urgent task.
(世界に向けてポジティブなブランドイメージを示すことが早急の課題だ)
動詞「brand」の意味
上で挙げた通り、「brand」は「家畜などへの焼印」を表します。
動詞でも、「家畜などへ焼印をする」という意味で用いられ、
また、そこから転じて、日常では
「烙印を押す、汚名を着せる」という意味で使われます。
何か悪いこと・人であると周りが決めつけること、
不名誉な評判を立てられること、を指します。
動詞「brand」の使い方
「brand」を動詞で用いる時は
– brand 人/物 something
– brand 人/物 as something
で、「人/物を~と決めつける、~の烙印を押す」と表します。
また、「for life」を伴って
– brand 人/物 for life
で、「生涯消えない汚名を着せる」ことを表します。
例文)
The commentator branded him a fool.
(そのコメンテーターは彼に愚か者との烙印を押した)
People have branded those generations as snowflakes.
(これらの世代は自意識過剰で傷つきやすいとの烙印を押されてきた)
Even after his release, he has been branded as a molester for life.
(釈放された後も、彼は痴漢という生涯消えない汚名を着せられ続けた)
動詞「label」の意味、使い方
動詞の「brand」と同じような意味で使われるのが「label」という動詞です。
発音は「レイヴェル」なので注意です。
こちらも「~というレッテルを貼る」という意味で、
通常ネガティブな意味で用いられます。
こちらも「as」を伴ったり、省略したりが可能です。
例文)
People tend to label divorce as failure.
(離婚は失敗であるとのレッテルを貼られがちだ)
Those boys were labelled as troublemakers.
(その少年たちはトラブルメーカーとのレッテルを貼られた)
She was labelled as “Otsubone”.
(彼女は”お局”とのレッテルを貼られていた)
以上です。