試験でもビジネスでも使用頻度の高い

基本中の基本といえる句動詞「deal with」ですが、

「対処する」だとしっくりこない、と思ったことはありませんか?

 

「deal with」の様々は使い方を見て、

それぞれの訳語をおさらいしましょう。

 

「deal with」の使い方と意味

 

「deal with」は後ろに何が来るかによって、その意味するところが変わってきます。

 

「deal with + 物事」

意味:

後ろに物事が来るときは、「問題解決や何かを達成する為に、必要な行動をとること」を意味し、

日本語では「取り組む、対処する、処理する」などが用いられます。

ビジネスで使われるのは主にこの意味ですね。

 

例文:

The government should deal with issues of gender inequality.

(政府は男女不平等の問題に取り組むべきだ)

 

He is incapable of dealing with the current situation.

(彼は現状に対処する能力を持っていない)

 

The company was criticized for how it had dealt with the complaints from customers.

(その会社は顧客クレームをどのように処理したかついて批判された)

*ちなみに「criticize」は受動態で「~について/~だと非難される」と表すときは前置詞「for」をとります。

 

「deal with + 人」

意味:

後ろに人が来るときは、「誰々と会ったり話したりすること」を表します。

特に仕事で誰かと関わることを表す場合は「きちんと対応する」ことを表すこともあります。

関わる、接する、付き合う、扱う」などの訳語が使われますが、

問題や困難」といったニュアンスをある程度含みます。

 

例文:

Anyone could get upset when they are dealing with kids.

(子供たちと接しているときにイライラすることは誰だってあるよ)

 

I really don’t know how I should deal with my mother-in-law.

(姑とどうやって付き合えばいいのか本当に分からない)

 

She’s dealing with a lot of foreign people at work.

(彼女は仕事で沢山の外国人と関わっている)

 

He was valued for his skill in dealing with press.

(彼は報道対応の能力を買われている)

 

I can’t deal with you right now!

(今はお前にかまってる余裕はないんだよ!)

 

「deal with + 人/会社」

意味:

後ろに仕事をする人や会社をとって、「~と仕事する、取引する」という意味で使われます。

 

例文:

We only deal with domestic companies.

(弊社は国内の企業のみと取引しております)

 

We should directly deal with Mr. Tanaka.

(田中氏と直接商売をするべきだ)

 

 

「deal with +感情/感情的に困難な事」

意味:

後ろに「感情」や「感情的に難しい物事」を伴う時は「(感情を)コントロールする、抑える」という意味で使われます。

 

例文:

I don’t know how to deal with my feelings.

(自分の感情をどうコントロールすればいいのか分からないの)

 

These therapies will help you deal with your fear.

(これらのセラピーは恐怖症のコントロールを助けてくれます)

 

He’s dealing with his father’s death in his way.

(彼は自分なりに父親の死を受け入れようとしている)

 

以上、色々な「deal with」でした。

ちなみに、スラングでは「殺す」という意味もあります。

ギャング映画などで「I’ll deal with him」といったら、

「俺がやっときます(殺しておきます)」ということですね^^;

 

ではでは。

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