「久しぶりに~した」
英会話なのでよく使いますよね。
だけど、意外と口から出てこない!なぜか?
実は英語ではちょっと違った表現の仕方をするからなんですね。
例えば「今日久しぶりに電車に乗ったよ」と言いたい時、
何と言いますか?
✖ I took a train today after a long time.
〇 I took a train today for the first time in a while.
どうして一番上の文は間違いなのでしょうか。
【after a long time】
「after a long time」は直訳すると「長い時間の後」ですから、
「長い時を経て」「長い時間が経ってから」という意味で使われ、
ニュアンスとしては「finally」のような
”ついに”、”やっと”、に近い意味で使われます。
例文)
– They went into the operating room. After a long time, the doctor came out.
(彼らは手術室に入っていった。長い時間が経ち、医者が出てきた)
– I finally met my real sister after a long time.
(長い時を経て、私はついに自分の本当の姉に会った)
つまり、「I took a train after a long time.」というと、
「ずっと電車に乗るのを待ち遠しく思っていて、今日やっと乗れたよ」だったり
「ずーっと長い間待たされて、その後やっと乗れたよ」といった場合などに
使われ、日本語の「久しぶりに」とは若干異なります。
【for the first time in ~】
「for the first time in ~」は「~ぶりに」を表す表現です。
日本語の感覚でいくと、「初めてじゃなくて久しぶりなのに、なんで”the first time”なの」と思ってしまうため、
使い慣れるまで若干違和感を感じてしまう表現でもあります。
「for the first time in ~」は「~の期間で初めて」、つまり「~ぶりに」という意味になります。
「for the first time in a long time」「for the first time in a while」=「久しぶりに」
「for the first time in 10 months」=「10か月ぶりに」
「for the first time in forever」=「死ぬほど久しぶりに」
例文)
– I went to his apartment for the first time in a long time.
(久しぶりに彼の家に行った)
– I decided to take the TOEIC test for the first time in 3 years.
(3年ぶりにTOEICのテストを受けることに決めた)
以下のように「first + 名詞 + in 期間」と表現することも可能です。
– This is my first flight in 10 years.
(今回は10年ぶりの飛行機です)
– Japan and the US held their first meeting in 6 months.
(日本と米国は6か月ぶりの会合を開いた)
挨拶の【久しぶり!】
挨拶で「久しぶりですね!」と言いたい時は何というでしょうか。
①【Long time no 〇〇】
基本的に非常にカジュアルな口語として使われますが、意外とアレンジのきく表現でもあります。
– Long time no see (会うのが)久しぶり
– Long time no talk (話すのが)久しぶり(電話口などで)
– Long time no chat (チャットするのが)久しぶり
②【It has been 〇〇】
こちらが最もよく使われる「久しぶり」の挨拶表現かと思います。
– It’s been a while. (ちょっとだけ久しぶりの時)
– It’s been a long time.(そこそこ久しぶりの時)
– It’s been ages.(すごく久しぶりの時)
– It’s been forever. (誇張ぎみに久しぶりと言いたい時)
動画はこちら↓
英語で「久しぶりに」→「after a long time」は間違い#英会話 #前置詞 #英語フレーズ #英語日記 pic.twitter.com/jxpk37532g
— うなぎ先生の英文法の復習 (@unagi01446720) 2021年5月3日
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