「the day」や「last year」など
時を表す語句が先行詞となっている時に、
後ろに「which」を置く時と「when」を置く時の違いは何でしょうか?
これを押さえておけば、試験での穴埋め問題も間違いなしです。
「which」と「when」の違いとは?
まず、この2つの違いを押さえておきましょう。
・「which」は関係代名詞で、先行詞はwhichの後ろの節において主語か目的語である。
・「when」は関係副詞で、先行詞はwhen以の後ろの節の副詞(句)である。
これはどういうことか、例文を見てみましょう。
I need to finish this report by tomorrow which is also the deadline for the job application.
(明日は求人申込みの締め切りなのに、このレポートも明日までに仕上げなきゃならない)
=I need to finish this report by tomorrow. Tomorrow is also the deadline for the job application.
「which」は先行詞「tomorrow」を表し、続く節で主語の役割をしている。
→関係代名詞「which」に続く節は、主語か目的語が欠けている「不完全文」である。
I remember the day when my grandmother died.
(私の祖母が亡くなった日を覚えている)
=I remember the day. My grandmother died on the day.
「when」は「前置詞と先行詞」を表している。
→関係副詞「when」に続く節は一見「完全文」だが、副詞句が欠けている状態。
穴埋め問題の解き方★ポイントは1つ
上の例文で見た通り、「which」と「when」の違いは、
時を表す先行詞とその後ろの節の関係にあります。
先行詞が後ろの節の主語か目的語であれば「which」、副詞であれば「when」となります。
つまり、穴埋め問題を解く時には、
( )の後ろが「不完全文」であれば「which」、
完全文であれば「when」が来る、ということになります。
では、いくつか例題を解いてみましょう。
例題
1)The time ( ) they took to serve was unbearable for us.
2)That is a day ( ) we wish for longevity.