受験英語や英検など、難易度が上がれば上がるほど
「いやそんな使わないけどね?」というような文法を引っ掛けで出してきますよね。
この疑似関係代名詞の「but」もその中の1つかと思います。
高得点を狙う人は、おさらいしておきましょう。
【疑似関係代名詞】とは
疑似関係代名詞とは、as / than / but など、もともとは接続詞として使われているものが、
関係代名詞のように用いられるものです。
【疑似関係代名詞のbut】とは
疑似関係代名詞のbutは、but自体が否定の意味を持ち、
その先行詞が否定の意味を持つ語(nobody, nothing, nowhereなど)や、
否定語(no, few, little, hardly, barelyなど)を含む場合に限り使われ、
「二重否定」として「~でない~はない」という意味になります。
主節は「There is 構文」が多くなります。
例文)
– There is no one but wishes to be happy.
→ There is no one who doesn’t wish to be happy.
(幸せになりたいと願わない人はいない)
– There is nothing but has an end.
→ There is nothing that doesn’t have an end.
(終わりのないものなんてない)
【通常の関係代名詞との違い】
通常の関係代名詞を使った場合は意味が真逆になるので、注意しましょう。
– There is no one but wishes to be happy.
(幸せになりたいと願わない人はいない)
– There is no one who wishes to be happy.
(幸せになりたいと願う人はいない)
– There is nothing but has an end.
(終わりのないものなんてない)
– There is nothing that has an end.
(終わりのあるものなんてない)
まとめ
- 元々は接続詞のbutが関係代名詞のように使われる
- 先行詞は必ず否定語
- 意味は二重否定「~でない~はない」
疑似関係代名詞のbutを使った表現は、日常会話で使われることはあまりなく、
文語調で古風な言い方とされています。
しかし、試験などで「否定語の後ろにbutが来たけど主語がないぞ」というときは
この構文を思い出すと良いかと思います。
動画はこちら↓
各種試験で狙われる「but」の疑似関係代名詞#受験英語 #英文法 #英検 pic.twitter.com/j7iCGh3amf
— うなぎ先生の英文法の復習 (@unagi01446720) 2021年6月3日
気に入って頂けたら、是非★とフォローよろしくお願いします。
こちらもおススメ