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今回は定型文における原形不定詞についてです。

 

「原形不定詞」とは

 

「原形不定詞」とは、動詞の原形で表される不定詞です。

「to不定詞」の「to」がないバージョンと覚えて良いかと思います。

 

これは何を表すかというと、

「不定詞」ですので、「時制や主格の数などの情報を何も付与されていない、動詞そのものの抽象的な意味」を表します。

 

不定詞についてはこちら↓

 

定型文で使われる原形不定詞

 

原形不定詞は通常「can / will」などの助動詞の後ろなど、限られた場合に使われますが、

例外的に、決まった定型文でも用いられます。

 

例を見てみましょう。

 

All you have to do is listen to your students.

(自分の生徒の話を聞きさえすれば良い)

 

What you need to do is distance yourself from social media.

(あなたがするべきことは、SNSから距離を置くことだ)

 

和訳自体は難しくないかと思いますが、一点「おや?」と思いましたか?

そうです。

 

通常はここの「listen」や「distance」はto不定詞や動名詞を用いて

「名詞的用法」で「~すること」とする必要があるのではないか、

そう思いますよね。

 

しかし、実はこのような定型文では通常「to」が省略され、原形不定詞がそのまま用いらるのです。

ポイント
What you need to do is 原形不定詞

All you have to do is 原形不定詞

 

ここでの助動詞はshould、canなども使われます。

What you should do is sleep.

All you can do is wait.

 

他にも「the last thing you want to do~」など少しずつ異なる場合がありますが、

基本この定型文に分類されるものは原形不定詞が用いられます。

(主語はもちろん何でも構いません)

 

その他の例文

 

What universities are trying to do is make sure they have diversity on their courses.

(大学がやろうとしていることは、課程を多様化することだ)

 

All it would do is harm the soil.

(それは土を汚すだけだ)

 

One of the worst things you can do is lose confidence.

(一番ダメなのは、自身を失うことだ)

 

The last thing we want to do is have to cancel a booking.

(一番避けたいのは、予約をキャンセルせざるを得なくなることだ)

 

The first thing to do is set the alarm.

(一番最初にするのは、アラームをセットすることです)

 

以上、よく使われる定型文と原形不定詞についてでした。

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