「not only A but also B」は非常によく使うフレーズの1つですね。
しかし、実は注意しなければならない点が2つありますので、
ここでおさらいしておきましょう。
「not only A but also B」の意味・用法
「not only A but also B」は「Aだけでもなく、Bも」という意味で、
この1つのまとまりが、主語になったり目的語になったり、副詞句になったり形容詞句になったりと、
様々な使い方ができるので、
テストでもよく出ますし、実際よく使われるフレーズです。
注意点その1:単数?複数?
「not only A but also B」はよく使われる構文ですが、
主語として使われるときは、後ろに来る動詞に注意が必要です。
not only A but also Bが主語の時、動詞の人称・数は直前の名詞Bに合わせなければなりません。
例)
単数×単数
1. Not only my child but also my husband is learning English.
(私の子供だけでなく、夫も英語を学んでいます)
複数×単数
2. Not only my children but also my husband is learning English.
(私の子供たちだけでなく、夫も英語を学んでいます)
単数×複数
3.Not only my husband but also my children are learning English.
(私の子供だけでなく、夫も英語を学んでいます)
特に1.と2.の分で、間違えやすくなります。
「AだけでなくBも」ということは、意味としては「両方」を表すので、
「両方=複数だ!」との理由から、複数形を使ってしまいがちなのですが、
「Not only A but also B」では、直前の主語にフォーカスしており、その前の主語はただの補足情報という位置づけなので、
Bが単数であれば、動詞もその単数名詞に合わせることになります。
試験や英作文では注意が必要ですね^^
その他例文)
Not only money but also phones and computers were stolen.
(お金だけでなく携帯とパソコンも盗まれた)
Not Only my friends but also my teacher has read that book.
(私の友達だけでなく先生もその曲を聴いています)
注意点その2:並列の仕方
もう一つの注意点、それは「並列する”形”を同じにする」ということです。
下の例を見てみましょう。
△ Not only having a healthy diet but also regular exercise is important.
〇 Not only having a healthy diet but also taking regular exercise is important.
〇 Not only a healthy diet but also regular exercise is important.
(健康的な食生活だけでなく、日頃の運動も大切です)
一番上は、「not only A but also B」のAとBのかたちが異なりますね。
1つは動名詞を用いた「~すること」となっていて、もう片方は通常の名詞のみ。
これだと、非常にアンバランスで違和感のある英文になってしまいます。
必ずしも”間違い”というわけではありませんが、あまり良い文ではなくなってしまいます。
下2つのように、どちらかに形を合わせてあげることで、よりバランスの取れた自然な文になります。
並列の文を作る際には、このAとBの形を整えてあげることも
留意すると、良い文章が書けるようになるかと思います^^
以上。
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