「多分~だろう」や
「絶対~に違いない」など、
話し手の推量の意図を表す副詞、
沢山ありますよね。
だけど、例えば「maybe」と「probably」の違いなど、
その確信度合いのニュアンスの違いが
意外とあるのです。
そこをおさらいしていきましょう。
目次
【推定・確信の度合いを表す副詞】
話し手が「~だろう」と何かを推定する時に、その確信の度合いを表すのがこれらの副詞です。
以下、確信度合いの高い順に並べます。
(パーセンテージは目安で、話し手によって個人差があります)
– definitely(100%)
– undoubtedly (100%)
– certainly (99%)
– surely(90%)
– probably(80%)
– maybe / perhaps(50%)
– possibly(20~50%)
【注意点2つ】
- 推定を表す副詞ですから、話し手の”気持ち”を言っているのであって、
実際の事実性とは関係がありません。
- ※「確信の度合いを表す副詞」は、基本的には「修飾する語句の前に置く」というルールがあります。
ですので、否定文の場合は、「~でない、しない」ことを推定するのであれば
その否定語の前に、副詞を置きます。
例)
– You’re surely not her boyfriend.
(あなたはあの子の彼氏じゃないわ)
【definitely】
「definitely」は「絶対」という意味ですから
自分の確信に疑念が一切なく、「自分の中では100%確信している」ということを表します。
– You definitely need to take some time off.
(あなたは絶対に少し休みを取った方がいいわ)
– That was definitely not his intention.
(彼が望んだことでは絶対にないよ)
【undoubtedly】
「undoubtedly」は「疑いの余地なく、疑いようもなく、明らかに」といった意味で、
「definitely」と同じく、完全に確信している時に用います。
ただし、「definitely」「certainly」よりも、ややフォーマルな響きになります。
– This is undoubtedly one of the best books that I have ever read.
(これは今まで読んだ本の中で間違いなく最高のものだ)
– He was undoubtedly innocent when you looked at the evidence.
(その証拠を見れば彼は間違いなく無罪だった)
【certainly】
「certainly」は「確実に、必ず」といった意味ですが、
強い信念の感じられる副詞になります。
「definitely」「certainly」よりは、ほんの少し確信度が低くなります。
しかし「surely」よりは強く、やや客観性が感じられるニュアンスになります。
– Your plan is certainly better than theirs.
(あなたたちのプランのほうが、彼らのより確実にいいわ)
– These books are certainly not mine.
(これらの本は私のものでないのは確かです)
【surely】
「surely」は「きっと、確かに」という意味で、「certainly」ほどの強さはなく、
「私は確かに~だと信じている」という主観的なニュアンスになります。
– What she said was surely right.
(彼女の言ったことは、確かに正しい)
– I believe our society is getting better slowly but surely.
(社会はゆっくりと、しかし確実に良くなってきていると思う)
【probably】
「probably」は「たぶん」と訳されますが、ある程度確信のある「たぶん」になります。
つまり自分の気持ち的には、そうだろうと思っている、ということです。
– She is probably at the office.
(彼女は多分オフィスにいると思うよ)
– I’ll probably go to the party tonight.
(多分今夜はパーティーに行くと思うよ)
【maybe / perhaps】
「maybe / perhaps」の2つは、確信度合いではほぼ同じで
「たぶん~だけど、確かではないよ」という時に使います。
「maybe」よりも「perhaps」のほうがややフォーマルな響きになり、
書き言葉では「perhaps」のほうが使われる傾向にあります。
– Maybe he was just joking.
(たぶん彼は冗談で言っていたのかも)
– She looked quite young, perhaps 14 or 15 years old.
(彼女かなり若く見えたけど。たぶん14か15歳くらい)
【possibly】
「possibly」は「~の可能性がある」という意味ですので、
確信があるわけではなく、ただ単にそういう場合もある、ということを表します。
「ひょっとすると」「もしかしたら」「場合によっては」などのニュアンスになります。
– This kind of application will take time, possibly around 3 weeks.
(この手の申請は時間がかかる。場合によっては3週間ほど)
– This painting possibly dates back to the 17th century.
(もしかしたらこの絵画は17世紀のものかもしれません)
「possibly」は、他の副詞と異なり、「can / could」を伴って
疑問文では「いったいどうして~であろうか」
不定文では「とうてい~ない」という意味を表します。
– How could you possibly forget such an important thing!?
(こんな大事なことを忘れるなんてありえない!)
– She couldn’t possibly pass the exam ’cause she didn’t study at all.
(全く勉強しなかった彼女が試験に受かったはずがない)
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「maybe」と「probably」の違いは?「たぶん」から「絶対」まで、推定・確信の度合いを表す副詞を順番に#英文法 #英作文 #副詞 #ビジネス英語 pic.twitter.com/d7MhTi4Z0C
— うなぎ先生の英文法の復習 (@unagi01446720) 2021年7月25日
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