「pester power」とは何のこと?
英語で「ねだる」は何という?
例文で確認していきましょう。
【pester power】とは
「pester power」とは、「子供がしつこく買ってくれとせがむこと」「子供のおねだり」を表し、
特にテレビコマーシャルやYouTubeなどの広告をみたときや、
スーパーでお気に入りのキャラクターがパッケージにいたりすると、
「これ買って~買って買って~」となる、アレを表します。
子供がいなくても、容易に想像できる状況ですよね^^;
イギリスでは「pester power」、アメリカでは「nag factor」と言われるようです。
「pester」とは「しつこく言って(して)困らせる」という意味の動詞になります。
このフレーズがどのように使われるか、下記例文で見ていきましょう。
– We see parents tackling pester power in the supermarket aisles.
(スーパーの通路で子供の買って買って攻撃にあっている親を見ることがあります)
– Pester power can influence their parents’ food choices.
(子供のおねだりは親が食べものを決めるのに影響を与えることもある)
– Social media has increased the pester power in children.
(SNSが子供のおねだり力を増強させた)
【ねだる】の英語表現5つ
「ねだる」は英語でどのように表すでしょうか。
- pester : しつこく何度も言って困らせる(ネガティブ)
- nag : しつこく何かを頼む(ネガティブ)
- beg : 懇願する(ネガティブではないが真剣、深刻なニュアンス)
- ask : 頼む(「keep asking」とすると「ねだる」のニュアンスになる)
- make puppy dog eyes : 子犬のような目をする(可愛くおねだりする時)
「pester」や「nag」は「困らせる、イライラさせる」といったニュアンスになるので、
使う際には注意が必要です。
例えば、
「彼女からバッグをおねだりされちゃったんだよね」という時に
– My girlfriend has been pestering me to buy her a bag.
と言ってしまうと、
「彼女がバッグを買ってくれってマジしつこいんだよ」のようなニュアンスになってしまいます^^;
可愛い彼女のおねだりに関するノロケであれば、
– My girlfriend made these puppy-dog eyes asking me to buy her a bag.
などと表現すると良いかと思います。
他の例文も見てみましょう。
– My kids are always pestering us to take them to Disneyland.
(子供たちはディズニーランドに連れて行けといつもしつこくねだる)
– My family has been nagging me to come back to my hometown.
(家族は私に故郷に帰ってくるようにとしつこく言い続けている)
– I was begging my parents to get me a new smartphone.
(親に新しいスマホを買ってくれるようねだっていた)
– My son keeps asking me to buy a computer game.
(息子がゲームをねだってくる)
– She gives you puppy-dog eyes and gets anything she wants.
(彼女はおねだり上手だ)
ちなみに「puppy dog eyes」はこんな感じ↓
絶対Noと言えない・・・