f:id:unagisensei:20210511140948j:plain

英検1級の受験は他の級と比べて難易度が高いのはもちろんですが、

それプラス、情報が少ないですよね。

 

私個人としては、やはり1級合格には英作文と2次面接の準備が一番手ごわいと思いましたので、

その勉強に使ったサイトなどを紹介したいと思います。

(ちなみに私はTOEIC900くらいのレベルから、5か月で1級に一発合格しました)

 

 【英作文=面接】

まず、英作文と2次面接は、ライティングとスピーキングという異なる2つの技能をチェックするものですが、

準備する内容はほぼ同じなんです。

 

つまり、ライティングの準備をバッチリしておけば、

面接の準備もバッチリ、あとは音読を沢山してスラスラ口から出てくるように練習あるのみです。

しかし、この”ライティングの準備”が一番大変ですよね。

 

なんといっても、何が出るか分からない。

しかも3つも理由を書かないといけない。

準備が足りなければ、2つは出てくるけど、あと1つ出てこない。

まずは20~30個くらいのエッセイを仕上げることを目標としましょう。

50個まで行けば完璧だと思います。

 

 【なぜウェブサイトをチェックするの?】

エッセイライティングというのは、自分の意見を述べるものです。

しかし、ポイントとして、「自分の意見を理論的に、もしくは具体的に裏付ける」ことが必要です。

 

「私はこう思います。なぜならそう思うからです」ではダメなのです。

「私はこう思います。それは理論的に~だし、具体的には~といった例もあるからです」

などとする必要があります。

 

サイトをチェックするのは、その裏付けとなるものを探しに行くためと言えます。

 

 【まずは対策本】

まず一番初めに取り掛かるべきは、対策本での練習です。

 

英検1級の英作文対策本が何冊か出ていますので、

できれば自分でペラペラめくってみて、一番よさそうなものを1つピックアップしましょう。

そして1つ1つの問題を、時間がかかってもいいので、

ゆっくり丁寧に仕上げていきましょう。

 

私が使ったのは「英検1級英作文問題完全制覇」です。

とても見やすく、内容も的確に押さえてあります。

時事問題が多くなるので、必ず最新のものをゲットしましょう。

対策本のお題が全て終わったら、過去問のお題に取り掛かります。

(対策本や過去問に取り組む際も、これから紹介するサイトを見ると、理由を見つけやすくなります)

 

 【使うのはこのサイト】

よっぽど時事問題に精通していない限り、英検1級のエッセイは準備なしには受かりません。

 

英検1級では、お題に対して、ヘルプとなるような”Point”はありませんので、

自分の頭の中から3つの理由をひねり出すには、

何よりも知識が必要です。

 

その知識を効率的に得るには、下記のようなサイトがお勧めです。

 

国連のSDGs公式サイト

このサイトには、現在世界が面している問題が凝縮して取り上げられ、

非常に簡潔に分かりやすくまとめられています。

 

まずは1~17まである各ゴールをひたすら読んで、問題について理解しましょう。

具体的な数字が出ているのがこのサイトの良いところで、

例えば「Education」であれば

・2030までに、まだ200万人の子供が教育へのアクセスがない

・65%の小学校で、感染予防のに必要な手洗い場が存在しない

といった、数字を確認できます。

 

1つのゴールをタップすると、「over view」 「targets and indecators」 「progress and info」というタブがありますので、それぞれ確認しましょう。

目を通して理解したら、それぞれのターゲットに対する自分の具体的な考えやできる行動、問題点などについてまとめ、ノートなどに書き落としていく。

これだけでも、そこそこ骨の折れる作業になります。

 

内容に合わせて、使われる英単語や表現も一緒にマスターしましょう。

難しすぎず、かつ英検1級・準1級にふさわしい表現が沢山使われています。

sdgs.un.org

SGDs Media

また、併せて日本語のサイトも一緒に利用するのもおススメです。

 

下のページでは、日本語で詳しいSDGsの説明とともに、

企業や個人が行える行動についても説明しています。

また、関連記事などをゴール別にチェックできます。

sdgs.media

 

 【G7サミット関連】

毎年開かれる首脳7ヵ国によるサミットは、

その年に世界で話し合うべき問題が取り上げられます。

まさに今トップレベルで何が議論されているか、は

英検のトピックに頻出ですので、こちらも押さえておくと良いでしょう。

 

G7公式ホームページ

毎年開催国が持ち回りで変わるので、その年その年でウェブサイトが変わります。

今年はイギリスですので公式サイトはこちら↓

www.g7uk.org

2021年はパンデミックの影響もあってかサイトは余り充実していませんでした。

これから開催なので、今後もう少し資料が増えてくるかもしれません。

ただ毎年変わるので、受験する年のサイトはチェックして損はありません。

 

日本学術協会のG-Science

日本学術協会のホームページの中の、国際活動のページに

G-Scienceの共同声明を載せたページがあります。

 

これは先進国の学術団体が共同でG7の首脳らに学術的観点から提言をするというもので、

環境、科学、医療、テクノロジーなど幅広い分野におよび、

また素晴らしいのは、英語と和訳の両方がアップロードされている点です。

まずは和訳の方を読んでから、英語を読んでもいいですし、

英語で分からない部分があれば、和訳で確認するということも可能です。

www.scj.go.jp

 

The Royal Society

学術協会のサイトでは最新版がなく、また全部を掲載はしていないので、

英語だけになりますが、

イギリスの The Royal Society のサイトに行くと、全てのPDFが入手できます。

royalsociety.org

 

 【英字ニュース HP】

 BBC News

上で目を通したトピック以外に、

最新テクノロジーなどをチェックする時は、BBC newsのホームページもおススメです。

 

ニュース記事ですので分かりやすくまとめられていますし、

様々なトピックが取り上げられています。

Science や Tech のカテゴリーをチェックしたり、

その他気になるトピックはサイト内で検索すると沢山の記事が出てきます。

www.bbc.com

 

ウェブサイトではないですが、

BBCのPodcast「BBC Grobal news Podcast」は毎日のリスニング兼時事情報収集におすすめです。

 

また、「BBC The Real Story」は1回につき1つのトピックを取り上げて、

専門家を交えたディスカッションを行っており、

英検に出そうなトピックを選んで聞くと、色々なアイデアが得られると思います。

www.bbc.co.uk

 

The Japan Times

少子高齢化や地方過疎化など、日本特有の問題にアプローチするときにおススメなのは、

「The Japan Times」のHPです。

 

日本のニュースが英語になっていますので、内容が頭に入ってきやすいですし、

日本の様々なニュースを英語で知ることができます。

ここでよく使われる単語やフレーズをピックアップするだけでも、利用価値があると思います。

www.japantimes.co.jp

とりあえず、以上をチェックしてみて下さいね。

 

【最後に添削】

他にも、ニュースの日頃のチェックや、

仕上げたエッセイの添削などを忘れずに行いましょう。

 

エッセイの添削は、有料添削サービスを使っても良いですし、

wordのエディタ機能を使ったり、

無料の添削ツール「grammarly」などを使っても良いかと思います。

書いたものは必ず何らかのツールでチェックし、ミスがないかを確認することが大切です。

 

添削が終わったら、ノートにきちんと清書して

何度も覚えるまで読み返しましょう。

見ないで音読できるようになれば、完璧です。

 

まとめ

  1. まずは対策本で練習しよう
  2. SGDsのHPで時事問題を網羅しよう
  3. G7関連HPもチェック
  4. その他は英語のニュースサイトで
  5. 最後に添削と暗記を忘れずに

 

こちらもおススメ↓

 

 

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事
スポンサーリンク