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「however」や「therefore」は

接続副詞」と呼ばれるもので、

通常の接続詞(and / but)などとは異なります。

英作文でも非常に間違えやすく、またTOEICなどでも頻出の部分ですので

是非おさらいしましょう。

 

【接続副詞】とは

「接続副詞」とは、意味の上で接続詞の役割を兼ねた副詞を言います。

通常の接続詞は「語と語」「句と句」「節と節(文と文)」をつなぐことができますが、

接続副詞は「節と節(文と文)」をつなぐことしかできません。

 

【接続副詞】は接続できない?

また、間違えやすいのが、

それぞれが独立した節と節を、1つの文章の中で接続することはできない、という点です。

 

1. ✖ He was a great teacher, however, some students hated his strictness.

2. 〇 He was a great teacher, but some students hated his strictness.

3. 〇 He was a great teacher. However, some students hated his strictness.

4. 〇 He was a great teacher; however, some students hated his strictness.

(彼はよい教師だったが、彼の堅苦しさを嫌う生徒もいた)

 

1. は文法的に間違いとされます。それぞれが独立した節を、1つの文の中で接続副詞を用いてつなげることはできません。

通常は 2. の「but」を使うか、

3. のようにピリオドで一度文を区切ってから使うか、

4. のように、「;」(セミコロン)を使うことで、接続することができます。

この「;」(セミコロン)を使う方法は、接続副詞を用いる時によく使われるものです。

 

【接続副詞】を接続詞と一緒に使う

接続詞と一緒に使うことで、1つの文章の中で節と節を結ぶことも出来ます。

 

✖ Our sons have already left home, therefore we don’t need a big house.

〇 Our sons have already left home, and therefore we don’t need a big house.

(息子たちが家を出たので、大きな家は必要ありません)

 

他の「接続詞+接続副詞」の組み合わせは

and also

and so

and yet

but still

などがあります。

 

【接続副詞】の後には通常カンマ必須

接続副詞は、文頭、文中、文末などに置くことができますが、

この時 however などの接続副詞はカンマを伴うことが一般的です。

 

However my daughter enrolled in a different college.

However, my daughter enrolled in a different college.

(しかし、娘は他の大学へ入学した)

 

文頭の場合は後ろに、文中の場合は前後に、文末の場合は前にカンマを置きます。

同じことが「therefore」「moreover」などにも言えます。

 

✖ I made a terrible mistake, therefore I decided to resign.

〇 I made a terrible mistake. Therefore, I decided to resign.

(私は大変な失態を犯したため、辞任いたします)

 

✖ Alice got taller. She was moreover becoming a mature woman.

〇 Alice got taller. She was, moreover, becoming a mature woman.

(アリスは背が伸びた。その上、成熟した女性になりつつあった)

 

【接続副詞】にカンマが付かないのはどんな時?

接続副詞をカンマを用いずに使うときもあります。

その接続副詞が「限定用法的」もしくは「必要不可欠」な場合は、カンマは必要ありません。

 

– These have hard shells and are therefore suitable for the place.

(これらは固い外殻を持っているので、その場所に適している)

 

– She had strong ties to Belize, and it was therefore not difficult to get their support.

(彼女はブラジルと強いつながりがあり、そのため彼らから援助を受けるのは難しくなかった)

 

上の二つでは、前の節が、接続副詞のある後ろの節の「直接の理由」を表しています。

ここで「therefore」が省略された場合、前後の文の因果関係が不明瞭になります。

こういった場合は、カンマを置かずに使います。

 

その他の接続副詞

その他の接続副詞には、下のようなものがあります。

 

accordingly, furthermore, similarly,
also, hence, namely, still,
anyway, nevertheless, then,
further, incidentally, next, thereafter,
certainly, indeed, nonetheless,
consequently, instead, meanwhile, thus,
finally, likewise, otherwise, undoubtedly,

 

 

 

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