今回は、意外と使いがちな「始業時間」の表現について
おさらいしたいと思います。
「始業時間」は「starting time」??
学校や会社などの「始業時間」、日本ではよく用いられる言葉ですね。
英作文などで、「私の学校の始業時間は8時です」と言いたい時、
よく目にする英訳が下記のようなものです。
- The starting time of my school is 8 o’clock.
これは正しい表現でしょうか?
文法的には間違っているというわけではありませんが、
通常はこのように表現することは少なく、やや不自然な表現に見て取れます。
「始業時間」の自然な表現
では、どのように表現すれば、より自然になるでしょうか。
まずは、こちら。
- My school starts at 8 o’clock in the morning.
- My school starts at 8 am.
(私の学校は朝8時に始まります)
「始業時間」という表現に捉われず、
〇〇時に始まるということを伝えることにフォーカスすると
より自然な表現になります。
同じように、会社の始業時間でも
- My company starts work at 9:00 a.m.
- My company starts at 9:00 a.m.
(私の会社は9時始業です)
のように表します。
疑問文でも、
- What time is your company’s starting time?
と表現するより、
- What time does your company start?
としたほうが、より自然に聞こえます。
(但し、どちらも正しい表現です)
注意点は前置詞!
ここで一つ注意するべきは前置詞。
× My school starts from 8 am.
としてしまうと、間違いです。
前置詞は「at 」。
〇 My school starts at 8 am.
日本語では「8時から」と表現することから
よく見られる間違いですので、気を付けましょう!
「始業時間に遅れる」などの表現は
「始業時間に遅れる」と表したい時も、
そもそも「start time」などを用いない表現が一般的です。
- Please make sure you are not late for school tomorrow.
(明日は学校の始業時間に遅れないよう注意してください)
- You have to be at work on time.
(始業時間に遅れず出勤してください)
「終業時間」は?
会社では終業時間を「COB」と略して表現することがあります。
これは「close of business」の略で、
以下のように用いられることが一般的です。
- Please submit your report by COB on 15 Aug.
(8/15の終業時間までに報告書を提出してください)
また、それ以外では動詞「finish」や「end」を用いて表現することが多くなります。
- School starts at 9:00 and ends at 16:00.
(学校の始業時間は9時、終業時間は16時です)
- I finish work at 6 pm.
(私の終業時間は午後6時です)
以上、
始業時間などの表現でした。