今回はよく使うのに間違える人が多い「skill」という単語について
おさらいしたいと思います。
「skill」の意味・用法
「skill」は「技能、技術」のことを表し、日本語でも「スキル」と表現することが多いかと思います。
例えばコミュニケーションスキル、コンピュータースキルなど。
実は「skill」という単語は、
前に名詞を伴って「~のスキル」と具体的に表現する時には複数形で用いられます。
– Language skills (語学スキル)
– Communication skills (コミュニケーションスキル)
– management skills (マネジメントスキル)
– Computer skills (パソコンスキル)
– writing skills (ライティングスキル)
そもそも、こういった”スキル”と呼ばれるものは、何か一つが出来ればよいというものではないですよね。
語学スキルであれば、聞く・話す・読むなどの複合的な技能が必要ですし、
ライティングスキル1つをとっても、文法の正確さや、内容の分かりやすさ、語彙の豊富さなど
様々な要素が必要になってきます。
パソコンスキルもしかり、コミュニケーション能力に至ってはもっと複雑、ですね。
というわけで、「skill」は一つでは成り立たないだから複数形にしないといけない!
と考えると、覚えやすいかと思います。
上記スキルを英文履歴書に書く時は、スペルミスしないように注意です^^
単数形の「skill」はいつ使う?
具体的なスキルは基本的に複数形、と上で述べましたが、
その逆に「抽象的」な意味で用いられるときは、可算単数の「a skill」や
不可算名詞の「skill」として使われます。
例文)
「ある1つのスキル」「ある種のスキル」を表す時
この時は可算名詞となり、不定冠詞の「a」を付けます。
– Making friends is a skill that can take some time to develop.
(友達を作るというのは、発達するのに時間を要する能力だ)
– CPR is undoubtedly a skill worth knowing.
(心肺蘇生法は間違いなく知っておくべきスキルだ)
「抽象的なスキル」「skill + in/at」
より抽象的な意味合いでの「skill」や、後ろに「in/at」などの前置詞を伴って用いられるときは
不可算名詞として扱われます。
– She completed the project with great skill.
(彼女は素晴らしい技術でプロジェクトを完成させた)
– It was a great opportunity to exhibit his skill in cooking.
(それは彼の料理の腕前を披露する良い機会だった)
– The girls were proud of their skill at making and decorating clothes.
(少女たちは自分たちの洋服を作り上げる技術に非常に満足した)
以上、skillについてでした。