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【had better do】

「You had better do ~」は「~したほうがいいぞ」という

慣用構文です。

ただし、意外と間違えやすいので、

注意するポイントをおさらいしましょう。

 

【 ‘d better do / better do】カジュアルな会話では省略

カジュアルな会話ではしばしば

We’d better be prepared

You better be careful」など

hadが短縮や省略されることがあります。

 

後ろは原形不定詞

「had better」は後ろに原形不定詞をとるのが特徴です。

後ろをto不定詞にしてしまう間違いが多いので注意が必要です。

 

✖ We had better to take a taxi.

〇 We had better take a taxi.

(タクシーで行った方がいいよ)

 

形は過去形だけど現在・未来を表す

また、「had better」とhaveの過去形を使っていますが、過去のことではなく現在もしくは未来のことに対して述べる時に使います。

「had better」2語で1つの助動詞としての役割を果たします。

 

✖ We have better go now.

〇 We had better go now.

 

一人称以外は「忠告」

一人称以外の主語がくる場合は、基本的に「~したほうがいいぞ」という忠告のニュアンスになり、

命令に近い、だいぶ押しの強い表現なので、

上司やお客さんなどには使えません。

 

✖ You had better sign this paper now.

(今すぐこの書類にサインしたほうがいいぞ)←脅し

 

〇 I think it’s better for you to sign this paper now.

(今この書類にサインしたほうが良いかと思います)←提案

 

義務や必要条件について話す時は使えない

あくまで「~したほうが良い」という意味なので、「~する必要がある」というときには使えません。

 

✖ To enter the building, you had better hold a valid ID card.

〇 To enter the building, you must hold a valid ID card.

(この建物に入る際は、IDカードの携帯をお願い致します)

 

より丁寧に言いたい時は【it would be better to】

こちらは後ろのが「to不定詞」になるので、注意です。

 

It would be better for you to call her now than later.

(後でやるよりも、今彼女に電話したほうが良いと思います)

 

It would be better to wait until tomorrow.

(明日まで待った方が良いでしょう)

 

【had best do】「~するのが一番」

「had better do」と同じような表現で「had best do」もあります。

 

こちらは「~するのが一番良い」という表現で、

一人称以外に使う場合でも「had better do」のような忠告や命令のようなニュアンスは薄れ、

より親しみのある言い方になります。

 

こちらも「to不定詞」ではなく、原形不定詞が続きます。

 

– We had best give it a shot.

(とりあえずやってみるのが一番だろう)

 

– You had best ensure the safety of your students.

(生徒の安全を確保するのが一番大切だ)

 

疑問形は【hadn’t you better ~?】

「~したほうがいいんじゃないの?」という疑問形にするときは

Hadn’t somebody better 原形不定詞?」となります。

 

Hadn’t you better wake up now? We’re leaving in 20 minutes.

(もう起きたほうがいいんじゃないの?あと20分で出発するわよ)

 

– We’ve been together for 10 years. Hadn’t we better get married?

(私たち付き合って10年だよ。結婚したほうがいいんじゃない?)

 

 

動画はこちら↓

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