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助動詞「can」と「could」

「cannot」と「could not」の違い、

ご存じでしょうか?

今回は推量で使うこの2つの助動詞について

おさらいしたいと思います。

【推量の助動詞】とは

「can」も「could」も推量の助動詞として、

どちらも「~の可能性がある」という意味で使われます。

 

– He can be Emma’s boyfriend.

(彼がエマの彼氏かもよ)

 

– The company could lose more money this year.

(会社は今年赤字が悪化する可能性がある)

 

【 can / could 】の違い その①

可能性を表すとき、「can / could」は両方とも「現在・未来」の推量を表します。

「could」は過去を表しません

 

違いは、「could」のほうが、控えめになるので、

可能性としてはやや低くなるニュアンスです。

「can」=「可能性がある」

「could」=「可能性があるかもしれない」

 

– This person can be the witness we are looking for.

(この人が私たちが探していた目撃者の可能性があります)

 

– This person could be the witness we are looking for.

(もしかしたらこの人が私たちが探していた目撃者かもしれません)

 

【 can / could 】の違い その②

「can / could」の違いでもう一つは、

「can」は「一般的な事実として述べる」時にも使うということです。

 

これはどういうことかというと、

「can」は「いつもは大体こうだよ、一般的には~だよ」という自分の意見を表すことが出来ます。

「could」は「可能性」のみで、こういった一般的という意味を表すことはできません。

 

– Smoking can cause some diseases.

(喫煙は一般的に病気を引き起こすとされている)

→これが事実であると思っている、ということ

 

– Smoking could cause some diseases.

(喫煙は病気を引き起こすかもしれない)

→可能性があると言っているだけ

 

– My daughter can easily get seasick.

(うちの娘はすぐに船酔いする)

→経験上船酔いすることが分かっている

 

– My daughter could easily get seasick.

(家の娘はすぐに船酔いするかもしれない)

→船酔いするかは分からない

 

【can’t / couldn’t】否定形の違い

「can’t / cannot」と「couldn’t / could not」の違いも、上と同じで、

「could not」のほうが控えめな表現になるので、

「cannot」=「~は不可能である」

「could not」=「~は不可能だと思われる」

といったニュアンスの違いになります。

 

– No one cannot argue against the principle.

(校長に口答えできる人は誰もいない)

 

– No one could not argue against the principle.

(校長に口答えできる人はいないだろう)

 

【can】は「驚き」「怒り」も

口語では疑問文や否定文で用いる「can」は「驚き」や「怒り」といったニュアンスを表すこともあります。

「could」は丁寧な言い方なので、そのようなニュアンスはありません。

 

– You can’t be serious!

(冗談だろう!?)

 

– How can she be so reckless?

(彼女はなんて無謀なんだ!)

 

動画はこちら↓

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